【一酸化炭素中毒】車中泊に潜む危険。甘く見ずに万全な対策を取っておこう

2023年12月5日

車中泊は自由な旅を楽しむ素晴らしい方法ですが、その中には注意が必要なリスクも潜んでいます。中でも、甘く見られがちな一酸化炭素中毒は、油断せずに対策を講じるべき大きな危険の一つです。

今回の記事では一酸化炭素中毒のリスクと、その対策方法に焦点を当て、安全な車中泊ライフを楽しむためのポイントをご紹介します。
致命的な危険を未然に防ぐために、この記事をお読みいただき、万全な対策を身につけてください。

私、サナギーマンといいいまして趣味で車中泊のYouTubeを投稿しています。
この機会にぜひご覧ください。

 

 

目次
一酸化炭素中毒とは
車中泊での注意事項と対策
まとめ

 

 

一酸化炭素中毒とは

一酸化炭素中毒災害事例

1.雪に埋もれた車内での事例
雪で駐車場や車が覆われていたため、エンジンをかけ暖を取りながら車内で待機していた男性が死亡。
車のマフラーが雪に埋もれていたため、排気ガスがエアコンの吸気口から車内に入ったと推定される。
なお、運転席と助手席の窓は約3分の1開いていた。

2.トラックの排ガスによる中毒
駐車場で車内で仮眠を取っていた4人が後から駐車してきたトラックの排ガスによる中毒で昏睡状態になった。

3.発電機使用中の中毒
オートキャンプ中に発電機を使用していた夫婦が一酸化炭素中毒で死亡。
(発電機を充分な換気をしない室内で使用すると10分程度で極めて危険な状態になる)

厚生労働省の災害発生事例を見ると、多い年では20件以上の一酸化炭素中毒の災害事例が載っています。
これらの災害事例からも分かるように、一酸化炭素中毒は致命的な危険を伴います。
無臭であるため、気づきにくく、症状が出た時には手遅れになることがあります。

狭い車内で過ごす車中泊をする際は充分に気をつけておかないといけません。
車中泊で一酸化炭素を中毒を防ぐために気を付けることを具体的に確認していきましょう。

 

 

車中泊での注意事項と対策

車の排気ガスに注意する。

事例にもあった通り、積雪などで車のマフラーが塞がれてると排気ガスが車内に回り込む危険があります。
また積雪ではなくても狭い屋内駐車場や風通りの悪い囲われたような場所でもやはり車内に排気ガスが入り込んでくる可能性があります。

冷房や暖房を使用するために車のエンジンをかけっぱなしで車中泊をするのは一酸化炭素中毒の危険を伴うのでやめましょう。

また、自分の車のエンジンは切っていても周辺の車の排気ガスが回り込んでしまう可能性があります。
アイドリング中のトラックや乗用車の近くに駐車することも避けましょう。
自分が駐車した後就寝中に隣にアイドリング駐車される可能性もありえますので車中泊の際は車の密集した場所ではなくなるべく開けた風通しのよい場所を選んで駐車するようにしましょう。

 

車内でのガスコンロの使用やストーブの使用に注意する。

料理を作るためのガスコンロであったり、暖を取るための石油ストーブは家の中であっても換気をよくしなければ一酸化炭素中毒を引き起こします。
狭い車内であればなおさらです。
狭い車内でのガスコンロや石油ストーブの使用は避けましょう。
もし料理などで一時的にガスコンロを使用する場合は、充分な換気とともに必ず一酸化炭素チェッカーを使用しましょう。

 

ワンポイント

車中泊をする場合、一酸化炭素チェッカーを車内に常備するようにしましょう。
一酸化炭素は無臭なので自分では気づけません。
気づいた時には手遅れ・・とならない為に万が一に備え対策は万全にしておきましょう。

 

 

 

 

まとめ

今回は車中泊に潜む危険として、一酸化炭素中毒への注意喚起を行いました。

車中泊では以下のことを注意しましょう。
・エンジンをかけっぱなしで車内で過ごさない
・アイドリング中の車の周辺には駐車しない
・駐車場所はなるべく風通しのよい開けた場所を選ぶ
・車内でガスコンロや石油ストーブを使用しない

また、慣れた頃に人は油断するものです。
車内には一酸化炭素チェッカーを常備して万が一のリスクを回避しましょう。

それでは、安全第一で車中泊を楽しんでいきましょう。