【車中泊防犯対策】自分の身を守る防犯対策を考える 車中泊女子だけの問題じゃない
キャンプや車中泊といったアウトドアが人気となり楽しむ人口が増えた一方、ソロキャンプをしていた女性が性犯罪被害に合うといった深刻な話が実際に聞かれます。
車内で過ごす車中泊は、テントよりも安心感は大きいですが屋外で夜を過ごすという意味では男性女性にかかわらずしっかりと防犯対策を準備するべき。
アウトドアに限らず、あらゆる活動であなたの安心安全がまず最優先です。
しっかりと準備をしたうえで趣味を全力で楽しみましょう。
私、サナギーマンといいいまして茨城県在住の会社員です。
週末には趣味でミニバン車中泊を楽しんでおり、週末バンライファーといった感じでしょうか。
よろしければ応援よろしくお願いします。
目次
・車中泊の防犯対策とは
・車中泊で自分の身を守るための基本行動5つ
・さらに、万が一の為に何が備えられるか
・まとめ
車中泊の防犯対策とは
車中泊は車を宿として屋外で寝泊まりをする行為です。
車中泊には移動の手軽さと場所や時間の融通が利く点から旅の選択肢として色々なメリットがあります。
車内という非日常空間で過ごす時間も魅力のひとつで、私自身もその魅力にハマっています。
一方で注意点としては屋外での寝泊まりを行うことに対して安全性の確保を自分自身で行う必要があります。
車中泊を安全に行うことについては一酸化炭素中毒や熱中症といったリスクを別の記事でもまとめていますが、今回は「防犯」ということを中心に考えていきます。
防犯ということは車上荒らしとか夜間に女性が襲われるといった対人的なリスクです。
なんだかんだで一番気を付けないといけないことかもしれません。
車中泊で自分の身を守るための基本行動5つ
1、車内は外から見えないように
車中泊で過ごす場合は外から車内が見えないように厳重に目隠ししましょう。
車内に高価なものを置かないのは当然として、車内に何人乗っている、男性なのか女性なのか、照明がついているかどうかといった情報を外から見せないことは大きな防犯効果があります。
目隠しは車中泊用のカーテンやサンシェードを利用して行いましょう。
特に夜間は、外が暗く車内が明るいので目隠しが甘いと思った以上に外から目立ちます。
自分の車に合った隙間のないもの、光を通さないものを選ぶのが重要です。
2、車のドアは常にロック
車の外に出るときはもちろんですが、車内に居る時も常に車のドアはロックしましょう。
これは慣れてくると意外と忘れがちです。
また夏場は窓を開けて過ごすこともあると思いますが手が簡単に入れられるほど開けすぎないようにしましょう。
ドアをロックしていれば、車内で過ごす分にはある程度の安全性があると言えます。
テントなどに比べた場合でも、安心感はとても大きいです。
3、車中泊場所の選び方
車中泊をする場所も重要です。
安全な場所としては、以下のような場所になります。
・他にも車中泊で利用している人が複数いる場所
・夜間でも周囲にある程度人目がある場所
・夜間に外灯が点く場所
・トイレの照明がしっかりしている場所
具体的には、利用者の多い道の駅や人気のあるRVパークなどが安全な車中泊場所と言えるでしょう。
4、車はいつでも発進できるように
車はいつでも発進できるような状態にしておきましょう。
駐車する時は前進で発進できるように駐車しておくのがよいです。
また、できれば車の外に出ずに車内から運転席に移動できるようであればより安心です。
車の側に不審な人物が近づいてきたときの防犯対策としてもそうですが、万が一の自然災害に備える意味でも意識しておきましょう。
5、SNSの情報発信には注意
SNSが普及した現在なのでリアルタイムで居場所が分かるような情報発信には注意が必要です。
具体的な車中泊場所を発信することや、今現在何をやっているかを発信してしまうとそれを特定して狙った犯罪者に巻き込まれるということも起きかねません。
また文章だけでなく写真などで場所を特定されることにも注意です。
SNSで楽しかったことや感動を共有するのはいい事だと思いますがリアルタイムではなく時間差で発信することが防犯対策につながります。
さらに、万が一の為に事前に何が備えられるか
車中泊の際に上記の基本的な行動を行っていれば日本で車中泊をする以上、ほぼ防犯対策としてはばっちりです。
しかし時には、予期せず次のようなことも起きるかもしれません。
人が居ると思って選んだ車中泊場所でその日はたまたま人が居なかった・・
遠方に車中泊に来たが車中泊カーテンを忘れてきてしまった・・
なんとなく不審なひとに見られている気がする・・
そんな予期しない事態でせっかくの楽しい車中泊が不安なものになってしまうのは残念なことです。
特に女性は万が一に備えた護身をさらに考えておくにこしたことはありません。
さらに防犯のために備えられることがないか考えてみましょう。
護身のために武器を携帯することは合法か
防犯のため、万が一のため、まっさきに考えらえるのは自分の身を守る武器の携帯です。
しかし、護身のためであってもナイフなどを持ち歩く、車に積んでおくというのは銃刀法違反に当たりますし、スタンガンや催涙スプレーといった護身グッズを持ち歩くことも解釈によっては軽犯罪法に抵触する可能性があります。
そもそもいざというときに訓練をしていない人間がそういった武器を持っていたとしてもうまく切り抜けられるかと考えたら現実的ではない気がします。
護身のための現実的な備えとは
それでは、武器ではない現実的な護身グッズを考えてみましょう。
・携帯電話(スマホ)
護身のための一番の備えは携帯電話です。
万が一車中泊の最中に身の危険を感じたら迷わず助けをよびましょう。
そのために車中泊場所での電波の確認、そして携帯電話のバッテリーには余裕を持つことを意識しましょう。
・携帯トイレ
もし、夜間車外で不審な気配を感じたら車から出ないようにしましょう。
ロックをしておいて車内に留まる分には安全です。
車内には簡易型でよいので携帯トイレを常備しておくことをおすすめします。
・防犯ブザー
スタンガンや催涙スプレーといった護身グッズに比べて防犯ブザーはかなり現実的な護身グッズと考えられます。
仮に人目がない場所であっても、夜間静かな場所で大音量でブザーが響けばかなりの抑止効果が見込めます。
特にソロキャンプなどを趣味としている女性の方は日常的に携帯している方も多いようです。
・防犯カメラ
直接的な抑止力につながるかはケースバイケースですが、被害未遂の際にも大きな証拠になります。
ドライブレコーダーも色々なタイプが販売されており、360°撮影できるものや駐車中の撮影モードがあるものも。
車中泊のときくらいは駐車時でも常時撮影をしておくとよいかもしれませんね。
まとめ
キャンプや車中泊といったアウトドアが大変な人気である一方、ソロキャンプをしていた女性が性犯罪被害に合うといった深刻な話が実際に聞かれます。
車内で過ごす車中泊はテントよりも安心感は大きいですが屋外で夜を過ごすという意味では男性女性にかかわらずしっかりと対策を準備するべきと言えます。
車中泊で自分の身を守るための基本的な行動を意識して、さらに備えられることは備えて、安心安全に趣味を全力で楽しみましょう。