【一酸化炭素中毒】車中泊に潜む危険。甘く見ずに万全な対策を取っておこう

2022年12月23日

車中泊は非日常的空間が楽しめる最高の趣味です。
興味があるアナタは休日の贅沢な遊びをぜひ始めてみてください。

ただし、車中泊を安全に楽しむために知っておかないといけないこともあります。
今回は車中泊に潜む危険である”一酸化炭素中毒”への対策を解説します。
「そんな事知ってるよ」というアナタも油断せずに、非常に怖い事なので確認の意味でもご一読ください。

私、サナギーマンといいいまして茨城県在住の会社員です。
趣味で車中泊のYouTubeを投稿してますのでよろしければ応援よろしくお願いします。

 

 

 

目次
一酸化炭素中毒とは
車中泊での注意事項と対策
まとめ

 

 

一酸化炭素中毒とは

一酸化炭素中毒災害事例

・雪で駐車場や車が覆われていたため、エンジンをかけ暖を取りながら車内で待機していた男性が死亡。
車のマフラーが雪に埋もれていたため、排気ガスがエアコンの吸気口から車内に入ったと推定される。
なお、運転席と助手席の窓は約3分の1開いていた。

・駐車場で車内で仮眠を取っていた4人が後から駐車してきたトラックの排ガスによる中毒で昏睡状態になった。

・オートキャンプ中に発電機を使用していた夫婦が一酸化炭素中毒で死亡。
(発電機を充分な換気をしない室内で使用すると10分程度で極めて危険な状態になる)

厚生労働省の災害発生事例を見ると、多い年では20件以上の一酸化炭素中毒の災害事例が載っています。
何が怖いってその死亡率の高さです。
一酸化炭素は無臭なので自分で一酸化炭素中毒とは気づきにくい点が怖さです。
症状が出た時には手遅れな事が多いのです。
原因として自動車の排気ガスによる事例も少なくありません。

もちろん労働災害ばかりではなく、日常生活やアウトドアの中での危険もあることです。
狭い車内で過ごす車中泊をする際は充分に気をつけておかないといけません。

車中泊で一酸化炭素を中毒を防ぐために気を付けることを具体的に確認していきましょう。

 

 

車中泊での注意事項と対策

車の排気ガスに注意する。

事例にもあった通り、積雪などで車のマフラーが塞がれてると排気ガスが車内に回り込む危険があります。
また積雪ではなくても狭い屋内駐車場や風通りの悪い囲われたような場所でもやはり車内に排気ガスが入り込んでくる可能性があります。

冷房や暖房を使用するために車のエンジンをかけっぱなしで車中泊をするのは一酸化炭素中毒の危険を伴うのでやめましょう。

また、自分の車のエンジンは切っていても周辺の車の排気ガスが回り込んでしまう可能性があります。
アイドリング中のトラックや乗用車の近くに駐車することも避けましょう。
自分が駐車した後就寝中に隣にアイドリング駐車される可能性もありえますので車中泊の際は車の密集した場所ではなくなるべく開けた風通しのよい場所を選んで駐車するようにしましょう。

 

車内でのガスコンロの使用やストーブの使用に注意する。

料理を作るためのガスコンロであったり、暖を取るための石油ストーブは家の中であっても換気をよくしなければ一酸化炭素中毒を引き起こします。
狭い車内であればなおさらです。
狭い車内でのガスコンロや石油ストーブの使用は避けましょう。
もし料理などで一時的にガスコンロを使用する場合は、充分な換気とともに必ず一酸化炭素チェッカーを使用しましょう。

 

ワンポイント

車中泊をする場合、一酸化炭素チェッカーを車内に常備するようにしましょう。
一酸化炭素は無臭なので自分では気づけません。
気づいた時には手遅れ・・とならない為に万が一に備え対策は万全にしておきましょう。

 

 

 

 

まとめ

今回は車中泊に潜む危険として、一酸化炭素中毒への注意喚起を行いました。

車中泊では以下のことを注意しましょう。
・エンジンをかけっぱなしで車内で過ごさない
・アイドリング中の車の周辺には駐車しない
・駐車場所はなるべく風通しのよい開けた場所を選ぶ
・車内でガスコンロや石油ストーブを使用しない

また、慣れた頃に人は油断するものです。
車内には一酸化炭素チェッカーを常備して万が一のリスクを回避しましょう。

それでは、安全第一で車中泊を楽しんでいきましょう。